下痢症状(腸炎)のときの食事・水分摂取について
〜回復を手助けするためのポイント〜
下痢や嘔吐を伴う「腸炎(胃腸炎)」では、体内の水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)が急速に失われるため、適切な水分補給と食事管理がとても重要です。
① まず最優先は「水分補給」
● 経口補水液(ORS)が第一選択
下痢時は、単なる水ではなく、電解質を含む水分補給が重要です。
- 経口補水液(OS-1など)
- スポーツドリンクは薄めて使用(糖分過多に注意)
▶ ポイント
- 少量をこまめに(コップ1杯を一気に飲まない)
- 嘔吐がある場合は「5〜10分ごとに一口ずつ」
経口補水液は、水分と電解質を効率よく吸収できるよう設計されており、脱水予防に最も適しています。
② 食事は「無理に絶食しない」
以前は絶食が推奨されることもありましたが、現在は
👉 症状が落ち着けば早期に食事再開が推奨
されています。
③ 回復期におすすめの食事
腸にやさしく、消化の良いものを少量から始めます。
● 推奨される食品
- おかゆ、白ごはん
- うどん
- バナナ
- りんご(すりおろし)
- 豆腐
- スープ(脂肪少なめ)
👉 共通点
低脂肪・低刺激・消化しやすい
④ 避けるべき食事・飲み物
腸を刺激し、下痢を悪化させる可能性があります。
● 控えるもの
- 脂っこい料理、揚げ物
- アルコール
- カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)
- 甘いジュース・炭酸飲料
- 食物繊維が多いもの(生野菜など)
⑤ 水分摂取の注意点
- 水だけ大量に飲むのはNG(電解質不足)
- 一気飲みは下痢を悪化させることあり
- 「こまめに少量」が基本
⑥ 受診の目安
以下の場合は医療機関を受診してください:
- 水分がとれない
- 強い脱水症状(ふらつき、尿が出ない)
- 血便・高熱
- 3日以上改善しない
まとめ
腸炎時の基本はシンプルです:
👉 ①電解質を含む水分補給 → ②消化の良い食事を少量から再開
無理に食べる必要はありませんが、適切な補水と軽い食事が回復を早めます。
