上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)について
上部消化管内視鏡とは、口や鼻から内視鏡を挿入し、食道や胃、十二指腸を直接観察する検査機器です。内視鏡検査によって、日本人に多い胃腸のがんの早期発見につながることが多くあります。近年では、機器の性能があがり、10~15分程度でほとんどの検査が終了します。
少しでも検査のご負担を軽減するため、当院では細径内視鏡を導入致しております。一般的な経口内視鏡は直径が9〜10mmに対し、細径内視鏡は5〜6mmと半分ほどの細さとなっております。そのため、口からだけでなく鼻からスコープを挿入することも可能です。鼻からスコープを挿入することにより、喉を通過する際の反射を軽減する事ができます。
また、鎮静剤(眠たくなる薬)を使用することにより、検査中のご負担を軽減することも可能です。
検査の流れ
検査前日
夕食は、夜8時までに、消化の良いものをとってください。
水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、検査当日の午前6時半まで可です。
検査当日
朝、食事はとらないでお越しください(朝の薬がある場合には事前にお知らせください)。
検査中
ベッドに左向きになった状態で検査を行います。
検査時間は10-15分ぐらいです。
診断を確かめるために、色素を粘膜にまいたり組織を採取したりすることがあります。
留意事項
- 検査中は空気でお腹が張りますが、検査後数時間でもとに戻りますので心配はありません。
- 鎮静剤(眠たくなる薬)を使用しての検査は、検査後ベットで1時間ほど休んでから帰宅していただきます。車、自転車、バイクは検査当日は控えていただいております。